楽譜について
いきなり上級編です。
以下の画像はスクリャービン作曲の幻想曲 作品28の楽譜の一部です。
こちらはベライエフ社の楽譜です。
そしてこちらはあきら先生が自分用に書き直した楽譜です。
今この曲を練習しており、あまりにも弾きにくいと2.3日かけて全部弾きやすいように書き直したものを見せてもらいました。
2枚の楽譜を見比べるとわかりますが、1枚目の方は左手がヘ音記号で始まり、途中ト音記号、またヘ音記号、またト音記号、最後の音からまたヘ音記号で次の小節につながっています。
あきら先生の楽譜は左手をヘ音記号で統一しているのでとても見やすいです。本人いわく重なっている音は左右どちらの手で弾くのが合理的であるか考えたそうです。
ト音記号とヘ音記号が混じってしまうと目からの信号を頭に伝える時間がより多くかかってしまうので、まるで日本語から英語、英語から日本語へと翻訳するのと似ています。
私が学生の頃は手書きで書いていましたが、
今の時代はパソコンでこんなにきれいに出来るのですね。
2023.8.3